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2024.11.1

健康長寿のエリートから学ぼう!

人は誰でも寿命を迎えます。

寿命が長いほど幸せとは限りませんが、多くの人にとって健康で長く生きられることは理想ではないでしょうか。医療技術の進歩や健康保険制度など、いろいろな要因で男性女性とも平均寿命が延び、世界一の長寿国となった日本ですが、「健康寿命」をいかにのばすかが大きな課題になっています。

健康寿命とは、2000年にWHO(世界保健機関)が提唱した新しい健康指標で、「心身ともに健康で自立した生活ができる期間」のことをいいます。せっかく長生きできるなら、いつまでも元気に活動的に生活を送りながら生きていきたいですよね。

2019年度における国民の平均寿命をみると、男性が81.41歳、女性は87.45歳です。これに対して健康寿命は男性が72.68歳、女性は75.38歳です。ただ統計上、人の寿命は平均値に比べて最頻値の方が高く出る傾向があります。寿命の最頻値とは、各年齢の死亡者数で最も数の多い年齢のことです。男性は88歳、女性は93歳です。それぞれ男性がマイナス15.32歳、女性がマイナス17.62歳と寿命の最頻値と健康寿命では差があります。

そこで参考にしたいのがスーパーセンテナリアンです。

センテナリアンとは、百歳以上の長寿者を指す言葉で「1世紀以上を生き抜いた」という意味があります。百寿者とも呼ばれています。その中でもセンテナリアンよりさらに長寿となる「スーパーセンテナリアン」と呼ばれる人たちがいます。スーパーセンテナリアンとは、110歳以上の長寿者を指しており、センテナリアンよりは人数は少ないですが、健康長寿のモデルとして注目されています。

健やかに歳を重ねて健康長寿を愉しむためには、健康長寿をむしばむとされる3つの壁を乗り越えていく必要があるといわれています。3つの壁とは「臓器の老化」「フレイル」「認知機能低下」です。

スーパーセンテナリアンといわれる方々は、100歳を越えた時点でもこれらの3つの壁とは無縁であったといわれ、自立した生活を営んでいます。

まさに健康長寿のエリートといえますね。

彼らは1日3食きちんと食事をし、よく動き、夜もぐっすり眠れる。食事の内容では、野菜・果物を欠かさず食べており、食物繊維、ビタミン、ポリフェノールなどをしっかり摂取しています。また、魚を毎日のように食べています。その他、イモ類、きのこ類を好んで食べる習慣が特徴的といえます。規則正しい生活やバランスのいい食生活、気持ちよく生活することが健康長寿の秘訣といえるのではないでしょうか。

毎日を楽しく過ごすためにも、心身ともに刺激を与える新習慣をやってみましょう。

【スクワット】

まずは運動の王様といわれるスクワットです。悪い姿勢で行うと、膝に負担がかかってしまうのでイスから立ち上がる方法で行うと、良い姿勢で取り組みやすいです。運動をすることで筋肉からマイオカインという物質が出て、全身の臓器にいい影響を与えることがわかっています。

【逆の手で歯みがき】

日常的に使われていない部位を使おうとすると、脳は「面倒くさい」と感じます。この「面倒くさい」を利用することで、脳を鍛えることができます。利き手と逆の手で歯みがきをすれば、右脳左脳、同時に活性化することができます。

【探しものをしながら散歩】

新たな発見は脳にとって喜ばしいこと。季節の変化などを感じられる散歩は脳の活性化に最適です。散歩中、「数える」「読む」などの作業を加えるとさらにいいそうです。
「好きな色」「好きな歌手の看板」など、心躍るものだとさらにベター。

【自然の音に耳を傾ける】

聴覚は意図的に遮断する手段がない分、疲弊しやすいものだといいます。
鳥のさえずりや木々のざわめき、風、波の音など、自然が奏でるやさしい音に積極的に耳を傾けると聴覚トレーニングになるとともに癒されますよね。

【アナウンサー言葉を繰り返す】

ニュースを見ているとき、アナウンサーの発言を正確に繰り返すことで聞く力がつくといわれています。聞いた内容を正確に覚えるという作業を繰り返すことで、それが脳の中で習慣化され、一度聞いただけでも人の話を覚えられるようになります。