新型コロナウイルスの感染が拡大しています。ワクチン の接種が進むにつれて収束していくことが見込まれたはずの感染者数は、以前よりさらに増え続けています。
そんな中、本来なら医療機関の受診が必要なのに感染を恐れて、病院に行くのを控える傾向が出ています。日本対がん協会が2020年の受診者数を調査したところ、5つのがん(乳、子宮頸部、胃、肺、大腸)の受診者は対前年比30.5%の大幅減となっていました。がん検診の受診を先送りすることで、通常通り受診していれば早期に見つかっていたがんが進行がんとなり、治療の選択肢を狭めることも考えられ、もとより救える命が救えない可能性も出ています。
女性にとって最も罹患率の高いがんが乳がんです。乳がんは早期発見すれば完治を望めます。そして、自分で見つけることができる数少ないがんです。
「ピンクの日」って、ご存知ですか?
ピンクリボンフェスティバル(日本対がん協会他主催)では、毎月19日を『ピンクの日』として、セルフチェックや検診受診を推奨しています。
定期的なセルフチェックをつづけているうちに自分の乳房の普通の状態がわかり、異常を早く見つけられるようになります。ぜひ月に1回のセルフチェックをはじめましょう!
目に見えないウイルスに対して私たちはマスクをし、丁寧に手を洗い、外出の自粛を続けています。同じように自分自身の身体の今まで目を向けていなかったところにも、気を配り、身体の声を聞いてほしいと思います。
予防のために大切なことは、ストレスを避け、これまでお伝えしてきたように今こそ、「感染しない、感染しても発症しない、発症しても重症化しない」身体づくりが重要です。そのためにもバランスのよい食事、適度な運動、質のよい睡眠を意識しましょう。