清々しい新緑の季節となりました。
薄着になってくるにつれて気になるのが体のラインではないでしょうか。
最近、スーパーやコンビニエンスストアなどの身近な店で「プロテイン」と名のつく商品をよく見かけるようになりました。
ここ1年ほどでプロテインブームが到来し、日々様々なプロテイン入りの商品を目にします。コロナ禍により外出自粛で健康意識が高まったこと、近年の女性のダイエットブームなどによるものと思います。
「控えるダイエット」と「プラスするダイエット」の両立が大きなポイントです。
「控えるダイエット」では、糖質を摂りすぎないことが基本です。糖質の摂りすぎは体内に脂肪を蓄えてしまいます。
「プラスするダイエット」では、積極的にたんぱく質、油、ビタミン・ミネラルを「プラスする」こと。ダイエット中は筋肉量が減少しやすくなります。筋肉量が減ってしまうとメリハリのない体になり、基礎代謝量が低下してリバウンドしやすい体になってしまう可能性もありますので積極的にたんぱく質をプラスしていきましょう。
また、からだを作る材料やエネルギーそのものにはならないながら、三大要素の糖質、脂質、たんぱく質のエネルギー変換をサポートするという重要な役割を担っているのが「ビタミン・ミネラル類」なのでこちらも積極的にプラスしてください。
油は、質のよい「体がよろこぶ油」を摂るようにしましょう。
たんぱく質やビタミン・ミネラルをプラスすることによって、筋肉を維持し、糖質・脂質の代謝を促進して、健康的で美しい身体づくりを目指しましょう。
日本人女性のたんぱく質の推奨量をウイングでは、1日当たり約60gから70gを摂るようにすすめています。加齢とともに咀嚼や嚥下(えんげ)に必要な筋力も衰えます。咀嚼力を鍛えるためにも筋力が衰えないようにするためにもたんぱく質は必須です。さらにたんぱく質は、筋肉や臓器、肌、髪、爪、体内のホルモンや酵素、免疫物質などを作り、栄養素の運搬を行っています。
昨年からのコロナ禍により、中長期にわたり感染症対策と向き合う中で、運動不足からの健康を脅かす被害が懸念されています。
外出自粛やテレワークの促進に伴う身体活動量の低下は、生活習慣病等の発症や体力・生活機能の低下(骨や筋肉等運動器の衰え、認知症等)をきたすリスクが高まります。
運動不足で体重が増えたということは、筋肉量が減り、脂肪細胞ひとつひとつが膨れ上がることで体内で炎症を起こす物質がたくさん分泌されます。脂肪を効率よく燃やし、炎症を抑えるために、たんぱく質などの栄養をしっかり摂って体を動かし筋肉を増やしていきましょう。
運動には、ネガティブな気分を発散させたり、こころと体をリラックスさせ、睡眠リズムを整える作用があります。これから新緑の美しい季節になります。緑の多い公園など、ちょっとアクティブに過ごしてみてはいかがでしょうか。