爽やかな秋風を感じるようになりました。
新型コロナウイルスの脅威は未だ健在で、これからの時期インフルエンザとの同時流行に警戒感が強まっています。
新型コロナウイルスにおいては「感染しない、感染しても発症しない、例え発症しても重症化しない」身体づくりが重要になります。
生命活動の土台となる基本の栄養素が「たんぱく質」です。


外出機会が減り、身体を動かす機会が減り、筋肉が減りかねないという懸念が広がっています。
人間の体には大小600を超える筋肉が存在し、生命活動を維持する上で重要な役割を果たしています。
その働きは、体を動かすというだけでなく、体を守る、基礎代謝を上げる、血液やリンパ液の循環を促すなど、さまざまな働きをします。
たんぱく質を摂り、適度な運動をすることで筋肉が刺激され、その結果免疫に良い影響を与え、炎症を抑える物質も増えると言われています。


たんぱく質を構成しているアミノ酸は、粘膜細胞や免疫細胞のエネルギー源になる重要な栄養素です。
腸には、免疫機能の7割が集中していると言われているのは、みなさんご存知かと思います。腸内環境を整え、腸のバリア機能を強くすることは感染予防につながります。
血管の機能が落ちれば血液の循環が悪くなり、栄養・酸素・免疫細胞・ホルモンなどを全身に届けられなくなり、結果として免疫力が低下してしまいます。血管を構成する栄養素であるたんぱく質を意識して摂りましょう。
また酸化や糖化などによって血管の機能は簡単に落ちてしまいます。酸化や糖化の害を抑えるポリフェノールもしっかり摂りたいですね。


何歳からでも筋肉をつけることができます。
何もしないと、体全体の筋肉の2/3以上を占めている下半身の筋肉量は、20代以降減少し続けます。またコロナ禍での生活が続き、運動不足のためコロナ太りをされた方も多いのではないでしょうか?
ダイエットのためにも、この時期を乗り越えるためにも、日々の基本となる食事でしっかりたんぱく質を摂っていきましょう。

